DioVISTA/Flood(ディオビスタ フラッド)

洪水や高潮など、水害をシミュレーションするソフトです。
多くの分野で、気候変動への具体的な対策が求められている中、もっとも精度が高いとされる2次元不定流を日立独自の手法で計算の高速化を実現します。堤防決壊の場所、盛土、雨の降り方などを柔軟に設定し、降雨開始から河川が氾濫して浸水するまでの一連の状況を自動でシミュレーションすることができます。
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D3O0001
アカデミックライセンス/利用期間:1年間
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¥ 220,000
本体価格 ¥ 200,000

※利用期間:1年間(期間内保守付き)/ 購入時に申請した3名まで利用可能(利用時はWebライセンス認証が必要、同時起動1台まで)
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D3O0002
アカデミックライセンス(4ライセンス)/利用期間:1年間
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¥ 440,000
本体価格 ¥ 400,000

※利用期間:1年間(期間内保守付き)/ 購入時に申請した12名まで利用可能(利用時はWebライセンス認証が必要、同時起動4台まで)
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D3O0003
アカデミックライセンス(11ライセンス)/利用期間:1年間
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¥ 725,000
本体価格 ¥ 650,000

※利用期間:1年間(期間内保守付き)/ 購入時に申請した33名まで利用可能(利用時はWebライセンス認証が必要、同時起動11台まで)
価格は予告なく変更される場合があります。
インストール条件については、各ソフトウェアの利用許諾書を必ずご覧ください。
マークが付いている商品のご注文はWEBからは出来ません。詳しくはこちらをご覧ください。
- 製品特徴
DioVISTA/Flood
地域を学ぶ、
洪水シミュレータ洪水・高潮などの自然現象をシミュレーション。
地域防災、環境・経済リスク分析、地歴などの研究分野で活用。
ポイント 1
独自技術で高速解析
日本、米国、中国で特許を取得した独自の高速演算アルゴリズム「Dynamic DDM」を適用し、短時間で高精度なシミュレーションを行うことができます。
関東・東北豪雨(2015)による水害
対象とした時間:堤防決壊から6時間
福井豪雨(2004)による水害
対象とした時間:堤防決壊から6時間
ポイント 2
簡単な操作で高度なシミュレーションが可能
地図上(*)でさまざまな条件を直感的に設定することができるので、水理水分解析の専門家でなくても、高度なシミュレーションを行うことができます。
(*)標準で国土地理院のデータが用意されています。詳しくはオンラインヘルプ 「DioVISTAで取り扱う地図」 をご覧ください。
堤防決壊箇所の設定
堤防に破堤箇所を設定します。地図上をクリックするだけの単純な動作で、破堤箇所の始点と終点を指定できます。

詳細な都市構造物を設定
地図上をクリックするだけの単純な動作で盛土や暗渠、カルバートを作成・編集できます。

【条件設定】 河道縦横断データ
河道断面データ、縦断データ、距離標データから作成した河道データを取り込みます。

【条件設定】 新規河道データの作成
地図上をクリックして、堤防の位置や河川横断面位置を指定して作成することができます。

任意条件でのシミュレーション
任意の降雨や堤防決壊条件などを設定してシミュレーションを行います。浸水想定区域図作成や過去の降雨条件を設定すると、災害の検証をすることができます。
高潮シミュレーション
海岸線に潮位を設定し、河川や海岸部の地域にどれだけ影響があるかをシミュレーションします。

ダム・ため池決壊シミュレーション
ダムまたはため池を設定し、決壊シミュレーションを行います。

ポイント 3
降雨から氾濫までの一体化シミュレーション
降雨から氾濫までの現象を一体的にシミュレーションすることができます。
地図データから必要なモデルを自動的に構築します。河川流域への降雨から、降雨流出域解析〜河川への流入量予測〜河川の水位予測〜越水箇所の検出〜氾濫浸水シミュレーションと、一連のシミュレーションを自動で行います。
ポイント 4
浸水リスクハザードマップ作成
破堤箇所をずらして氾濫シミュレーションを連続計算し、結果を重ね合わせることで「浸水リスクハザードマップ」を作成できます。浸水発生の危険度を認識することができます。
結果の表示方法は、ハザードマップ・浸水回数別・最大浸水深と目的に合わせて選択可能です。
ハザードマップ表示
最大浸水深表示ポイント 5
堤防からの洪水氾濫シミュレーション
堤防に設定した決壊地点に流出量を設定しシミュレーションを行います。決壊地点や流出量を変えることで、浸水のリスクを把握することができます。2次元不定流計算によって、高速計算が可能です。
堤防や決壊箇所は地図上をマウスクリックし作成します。シミュレーション時間や計算メッシュの大きさを選択し、開始ボタンを押すだけの操作でシミュレーションを行うことができます。
流出量を時間毎に設定したときの氾濫シミュレーションの結果例
コンター表示(等値線表示)
指定した浸水深と浸水領域を時間経過ごとに表示します。時間毎の避難対象地域が把握でき、避難情報発表などに役立ちます。

浸水建物検索・一覧表示
浸水氾濫した範囲の建物を床下/床上、軒下/軒上に分類し一覧表示します。シミュレーション結果から、浸水面積、床上、床下浸水家屋数、被害世帯数などを推定し事前に避難・救護計画を立てることができます。

【注】建物情報等は住宅地図データが必要です。適用分野
防災
予測に基づいた合理的な避難指示を発令する
これまでに経験したことのないような大雨が予測されたとき、どの地域に避難指示を出すべきか、その根拠はどこにあるのか、誰もが判断に戸惑うときこそ、公的機関の合理的で迅速な判断が重大な意味を持ちます。
DioVISTA/Floodは、河川水位、浸水地域、浸水深の分布を予測します。DioVISTA/Floodの強みは、予測困難な事態が発生した場合でも、その条件を反映したシミュレーションを実施できることです。堤防が決壊した場合、上流のダムを放流する場合など、予測困難な事態が発生した場合でも、その条件をその場で入力し、再度シミュレーションを実施できます。
損害保険
大規模水害の損害を見積もる
「想定を超える大規模水害が起きても、個人、企業の損害リスクを確実にカバーする。」そのためには、リスクの定量化が不可欠です。
DioVISTA/Floodは、100年に1度、1000年に1度程度起こるとされる大雨など、さまざまな確率で発生する降雨による水害をシミュレーションできます。また、堤防の決壊など偶発的に発生する事象についても、多数のシナリオを想定、評価できます。
DioVISTA/Floodの強みは、計算速度が速いことです。これによって多数のシナリオの評価を実現しています。
利根川流域における年超過確率1/200の降雨、かつ堤防決壊によって想定される首都圏大規模水害
国内・国外の水害リスクを見積もる
DioVISTA/Floodは、国内だけでなく国外における水害もシミュレーションできます。情報の少ない地域であっても、人工衛星から取得されたデータなどを活用、相対的にリスクの高い地域・低い地域を把握することができます。
DioVISTA/Floodの強みは、ユーザー自身でさまざまなシナリオを作成、編集、評価できることです。これによって、地域の水害リスクをさまざまな観点から評価できます。
タイにおける洪水シミュレーション
社会インフラシステム
鉄道施設の水害リスクを把握する
鉄道には、山間地、川、谷など、水害に弱い地点を多数横断する線区が数多くあります。鉄道の安全・確実な運行のためには、水害に弱い地点とその原因を把握し、対策を施すことが重要です。
DioVISTA/Floodを応用した「浸水予測情報提供システム」を導入することで、橋梁ケタ下水位を把握することや河川氾濫に対するリスクをシミュレーションできます。
活用方法:浸水情報システム(イメージ)
建設
浸水想定区域図を効率的に作成する
DioVISTA/Floodで、浸水想定区域図を効率的に作成できます。国土交通省「洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4 版)」に準拠した解析 および「浸水想定区域図データ電子化ガイドライン(第3版)」に準拠した出力が可能です。
▶︎詳しくはこちら(PDF)
研究・教育
流域のさまざまな治水効果を検討
気候変動により流域全体での地理的な特性を生かして、さまざまな治水対策が考えられます。
例えば、霞堤、田んぼ、ダム、雨水貯留施設を設定することによる有効性評価を検討することができます。
研究機関や大学などでは、郷土に伝承されている洪水の再現、水害時の避難方法の検討や、水害に強い都市計画の立案にも活用できます。
アカデミックライセンス
アカデミックライセンスは、教育機関(学校教育法で定められた大学および専門学校)において、教育、または営利を目的としない研究のために限定して使用できる「DioVista/Flood Professional」と同一機能のライセンスです。利用期間は1年間です。
期間内は保守が付帯しているのでサポートも安心です。 ▶︎保守仕様書はこちら(PDF)
機能一覧
機能
アカデミックライセンス
(Professional)大雨を想定した
水害シミュレーションシミュレーション動作モード
24時間連続リアルタイム予測
ー
(Enterpriseに搭載されている機能)
任意条件でのシミュレーション
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シミュレーションモデルの条件設定
都市(二次元不定流モデル)
盛土の作成・編集
✔
カルバートの作成・編集
✔
計算メッシュサイズの設定
✔
破堤(土研破堤モデル)
破堤箇所の設定
✔
破堤流量時系列の設定
✔
河川(1次元不定流モデル)
河道縦横断データの入力
✔
新規河道データの作成
✔
河道断面の設定
✔
上流端流量時系列の設定/p>
✔
下流端水位時系列の設定
✔
支川との合流/派川への分流の設定
✔
防災ダムの設定
✔
遊水地の設定
✔
破堤箇所の設定
✔
田んぼダムの設定
✔
流域(分布型流出モデル)
土地利用に応じた土層特性の設定
✔
分析機能
最大浸水深の設定
✔
避難行動の危険度分布図の作成
✔
排水機場の設定
✔
任意断面に沿った水位・地形断面図の作成
✔
流域平均降雨量時系列グラフの作成
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河川から氾濫する流量を出力
✔
表示機能
河道縦断図・横断図表示
✔
浸水深分布の地図との重ね合わせ表示
✔
シミュレーション結果のアニメーション表示
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降雨分布の表示
✔
落水線の表示
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データ入出力機能
KMLデータ、Shapeデータ入力
✔
結果出力
✔
その他シミュレーション機能
高潮シミュレーション
✔
ダム/ため池決壊シミュレーション
✔
- 商品詳細
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動作環境 Intel Core i-7プロセッサ(第13世代以降)/Windows 10(日本語版 64bit)/11(日本語版)/ディスク容量:1TB/メモリ:16GB
※NVIDIA GeForce RTX40シリーズ以降 / Intel Iris Xe Graphicsシリーズ以降または同等品
※2要素認証:Microsoft Authenticatorアプリがインストールできるモバイル端末
※動作環境の詳細:https://www.hitachi-power-solutions.com/service/digital/diovista/flood/products/product01.html【インストール条件・購入条件】
●1ライセンスにつき3名まで利用可能、ただし同時起動は1台まで(利用時はWebライセンス認証が必要) ●アカデミックライセンス:教育機関(学校教育法で定められた大学および専門学校)において、教育または営利を目的としない研究のために限定して使用できるProfessional版と同一機能のライセンス/利用期間:1年間/期間内保守付き(保守の内容:メールによる問い合わせ対応、マイナーアップデートの無償提供、OTPトークン破損時の交換と紛失・盗難時の再発行) ●ご注文の際は、『エンドユーザ情報確認書』と『エンドユーザー情報登録フォーム』の両方が必要(『エンドユーザ情報確認書』に記載のエンドユーザ担当者は、『エンドユーザー情報登録フォーム』に記入した登録者の中から1名を記入)/所属する教育機関のメールアドレスが必要●地図データ:標準で国土地理院のデータを搭載(詳しくはお問い合わせ)販売元: 日立パワーソリューションズ
URL:https://www.hitachi-power-solutions.com/service/digital/diovista/flood/index.html - ◆DioVISTA/Floodオンラインヘルプはこちら(メーカーサイト)
◆DioVISTAの起動について(メーカーサイト)
◆付帯する保守の仕様書はこちら(PDF)
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- 学習関連
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