ASTEC-X 8.1
Windows用X端末エミュレータです。各種Linuxほか主要なUNIXに対応しており、3種類の接続方法(XDMCP、rexec、セキュアシェル)と、4種類のウィンドウモード(マルチ、フルスクリーン、シングル、仮想)が利用できます。WindowsのMS-IMEやATOKなど、使い慣れているかな漢字変換を利用して、Xアプリケーションに日本語を入力することもできます。また、要望が多かったGNOME3デスクトップと接続するためのASTEC-Xのオプション「VcXsrv for ASTEC-X」も、ASTEC-X 8.1製品版ユーザに提供されます(無償)。
2021年10月26日発売
価格は予告なく変更される場合があります。
インストール条件については、各ソフトウェアの利用許諾書を必ずご覧ください。
マークが付いている商品のご注文はWEBからは出来ません。詳しくはこちらをご覧ください。
- 製品特徴
ASTEC-Xは、ネットワークに接続されたUNIXホストのアプリケーションをWindowsから利用可能にするPC Xサーバーです(X端末エミュレータ、またはX端末ソフトウェアなどと呼ばれることもあります)。CAD/CAMアプリケーションの操作ツールや教育機関でのUNIX実習用ソフトとして、 幅広い分野で活用されています。
X Window Systemについて
X Window Systemは、UNIX系のシステムで標準的に採用されている、クライアント/サーバー型のウィンドウシステムです(単に“ X ”と呼ばれることもあります)。
X Window Systemでは、アプリケーション機能を提供する部分、つまりUNIXアプリケーションがXクライアントです。Xサーバーは、ユーザーのキー入力やマウスの操作をXクライアントに対して通知したり、Xクライアントからのリクエストを受けて、画面の描画を行うなどの動作をします。XクライアントとXサーバー間は、Xプロトコルという通信規約で通信を行っています。ネットワークを意識した設計
X Window Systemでは、ネットワーク上にある別のマシンで動作しているアプリケーションを、あたかも自分のマシンで動作しているかのように操作できるように設計されています。つまり、XクライアントとXサーバーは必ずしも同一マシン上(図1)にある必要はなく、異なるマシン同士でもXクライアントとXサーバーがネットワークで通信できれば利用できます(図2)。マシン本体はワークステーション同士である必要はなく、Windows PC上であってもXサーバーとして動作するアプリケーションがあれば、X Window Systemとして成り立ちます。この、Windows上にあるXサーバーを実現するアプリケーションがASTEC-Xです(図3)。UNIXホストのコンソールとの高い互換性
Solaris、HP-UX、AIXなど主要な商用UNIX系OSからLinuxの各ディストリビューションまで、幅広く対応しています。SolarisやHP-UXなどの商用UNIX OSで標準的なデスクトップ環境として使用されているCDE環境はもちろん、Linuxで広く使われているGNOMEやKDEなどのデスクトップ環境も表示可能です。
UNIXホストのコンソールをエミュレート
Xアプリケーションの中には、特定のワークステーションのコンソールでなければ正しく動作しないものや、特定の色数の画面でしか正しく動作しないものが多く存在します。ASTEC-Xは、ワークステーションのコンソールを エミュレートする機能や独自の色数をエミュレートする機能を提供しますので、従来のPC Xサーバーでは正しく表示できなかったアプリケーションもWindows上に表示できます。優れた日本語環境
WindowsのMS-IMEやATOKなど、使い慣れているかな漢字変換を利用して、Xアプリケーションに日本語を入力することができます。WindowsとXのアプリケーション間での日本語を含む文字列のカットアンドペーストも可能です。フォント表示には、代替フォント, フォントサーバの参照, NFS プロトコルを使用したフォントファイルの参照などの機能が使えます。WindowsのTrueTypeフォントをXのアウトラインフォントとして利用することもできます。設定アシスタントでらくらくセットアップ
初心者の方にも簡単にセットアップできる設定アシスタントが付属しています。設定アシスタントはウィザード形式のツールで、質問に答えてゆくだけで自動的に設定ファイルが作成できます。
設定ファイルをファイルサーバーに置いて設定情報を共有したり、設定ファイルをメールで配布することもできます。設定ファイルを活用すれば、大規模サイトの管理者の負荷を大幅に軽減できます。選べる接続方法とウィンドウモード
接続方法 1:XDMCP
Windows上にワークステーションのコンソールと同じログイン画面やデスクトップ環境を表示します。PCでもワークステーションのコンソールと同様の使い勝手を求める場合に適しています。
接続方法 2:rexec / 接続方法 3:セキュアシェル
UNIXアプリケーションを個別に起動します。UNIXのアプリケーションをWindowsのアプリケーションと同様の感覚で使いたい場合に適しています。
【4種類のウィンドウモード】
◆さらに詳しく → http://www.astec-x.com/astecx-spec.html
- 商品詳細
-
動作環境 Windows 7/8/8.1/10/Server 2008/Server 2012(32bit, 64bit)/HD空き容量:40MB以上/RAM:32MB以上
※Windows 64bitでのご利用時は、32bit互換モードで動作
※動作環境の詳細:http://www.astec-x.com/astecx-spec.html#machine●GLXエクステンションによる三次元描画機能対応●IPv6 での接続が可能●負荷の低いUNIXホストを検索して自動的に接続を行ったり、各UNIXホストの負荷の一覧を表示してその中から任意のホストを選択可能●セキュアシェルによる暗号化通信 / X11 フォワード機能 / データ圧縮 / ポートフォワーディング●Xアプリケーションそれぞれのウィンドウごとのコピー&ペーストのほか、画面上の任意の矩形領域や画面の全体のコピー&ペースト●無償のオプション『VcXsrv for ASTEC-X』は、レジストリやファイルに保存した設定内容に従ってVcXsrvやPuTTYを起動する「AXランチャー」、Linux/UNIXホスト上のXクライアントと通信して描画や入力を 行うXサーバー本体『VcXsrv』、セキュアシェル接続を行い、 Linux/UNIX ホスト上のXクライアントとPC上のXサーバーとの間の通信経路を提供する『PuTTY』で構成
【インストール条件・購入条件】
●シングルは1台のPCのみインストール可能●教育機関購入のみ、個人での購入は不可●30ライセンス以上の一括発注が必要な年間ライセンスもあり(別途お問い合わせ)●無償オプション「VcXsrv for ASTEC-X」はASTEC-X 8.1インストールCDよりインストール可能販売元: アールワークス
URL:http://www.astec-x.com/ - ◆ASTEC-X評価版について(メーカーサイト)
◆アカデミックライセンスについて(メーカーサイト)
◆スタートアップガイドpdfはこちら(メーカーサイト)
◆オプション「VcXsrv for ASTEC-X」について(メーカーサイト)