インテル Advisor
Fortran、C/C++ アプリケーションのベクトル化、スレッド化を支援
コードのベクトル化とスレッド化で性能の向上を図る
プロセッサーが進化するにつれ、プロセッサーの性能を最大限に引き出すには、ソフトウェアのベクトル化とスレッド化がますます重要になってきています。ベクトルレベルの並列処理により、ソフトウェアはベクトルレジスターやSIMD(Single Instruction Multiple Data)命令などの特別なハードウェア機能を利用できます。また、最新のプロセッサーの性能を最大限に引き出すには、マルチコアを利用するようにコードをスレッド化する必要があります。ベクトル化とスレッド化を併用することで、相乗効果により、それぞれを単独で行うよりもコードを高速化できます。
インテル社の開発支援スイートであるインテル Parallel Studio XEに同梱されている「インテル Advisor」 は、C、C++、C#、Fortran言語で利用できるベクトル化と、スレッド化のアドバイスツールです。パフォーマンスの向上に多くの時間、コストを費やす前に、インテル Advisorを利用することで、ベクトル化とスレッド化によって、性能向上が見込める個所を確認することができます。
ベクトル化の候補となる個所を特定
ベクトル化アドバイザーを使用すると、既にベクトル化されているが改善が可能な個所や、新たにベクトル化の候補となる個所を見つけだし、コードをハイライトします。また、パフォーマンス向上のためにすぐに利用できるコーディング方法を提案し、高速化の度合いを予測します。特にインテル AVX-512を利用する場合のベクトル化について、コンパイラーが生成したコードと、そこから得られたパフォーマンスについての詳細な評価を可能とします。
マルチスレッド化すべき個所を検出
ループ・プロファイラーは、ループごとの処理時間と、マルチスレッド化すべき個所を検出します。マルチスレッド化の候補を指定すると、実装した場合の性能予測図、またロードインバランス、ロック競合、そしてランタイム・オーバーヘッドの影響の可能性を確認することができます。
インテル Advisorは、インテル Parallel Studio XE 2018 Professional Edition に同梱されています
製品詳細、30日間利用可能な無料評価版はこちらから >> https://www.xlsoft.com/intel/cs02
[ インテル Parallel Studio XE 2018 Professional Editionに含まれるツール ]
- ・ インテル コンパイラー : 高速化のためのC/C++、Fortranの日本語版コンパイラー
- ・ インテル Distribution for Python : 最適化されたPython実行環境
- ・ インテル V Tune Amplifier : 性能を妨げる原因を特定するプロファイラー
- ・ インテル Advisor : ベクトル化、スレッド化のアドバイスツール
- ・ インテル TBB : C++ 言語用マルチスレッド・ライブラリー
- ・ インテル Inspector : メモリー・スレッド化エラーチェッカー
- ・ インテル IPP : 画像処理ライブラリー
- ・ インテル DAAL : データ解析ライブラリー
- ・ インテル MKL : 数値演算ライブラリー
価格は予告なく変更される場合があります。
インストール条件については、各ソフトウェアの利用許諾書を必ずご覧ください。
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