POLYGONALmeister(ポリゴナルマイスター)
最新Ver.9.0.0では、3Dスキャナーや CT(コンピューター断層撮影)で得たポリゴンデータのノイズ・誤差の除去が容易になりました。また、3次元地形のポリゴンデータ上に、ドローンなどが飛ぶ軌跡を作成可能になりました。
3Dプリンタや3Dスキャナ用のSTLデータの修正/編集を行うソフトです。国立研究開発法人理化学研究所の融合的連携研究を通じて研究開発されたポリゴン編集アルゴリズムを搭載し、 高性能で高品質なデータ編集を容易に行えます。
「POLYGONALmeister Ver.9」2024年3月25日発売
国立研究開発法人理化学研究所の融合的連携研究を通じて開発されたカラーデータ対応のポリゴンデータ編集ソフトです。
スキャンデータの編集や整備などに活用できます。
CT/MRIで撮像後ポリゴン化されたデータから必要部位の切り出し。
滑らか、厚み付け、微細な浮遊データの除去が容易に可能です。
価格は予告なく変更される場合があります。
インストール条件については、各ソフトウェアの利用許諾書を必ずご覧ください。
マークが付いている商品のご注文はWEBからは出来ません。詳しくはこちらをご覧ください。
- 製品特徴
POLYGONALmeisterの機能
フォーマット
対応している属性
形状
頂点色
フェイス色
テクスチャ
STL
○
ー
ー
ー
OBJ
○
ー
○
○
PLY
○
○
○
ー
OFF
○
×
×
×
VRML
○
○
○
○
フェイスの書き出し
クリーニング
面の裏返りや、微小な隙間など、3Dプリンターで出力する際にメッシュの問題箇所を、初心者でも簡単に修正することができます。
スムージング
特徴保持:折れている稜線が丸みを帯びることや、丸みを帯びた稜線の丸み半径が大きくなるということなくスムージングが可能です。
デフィーチャ
メッシュにあいた貫通穴、袋穴、突起など特徴的な部位を、利用者が範囲を指示して取り除きます。
不要形状を囲って実行ボタンをクリックします。
編集後も形状の特徴を保持
簡略化の結果比較(精度保証簡略化)
フェイス数:46,156 / 精度指定:0.01
簡略化
精度保証:元の形状との最大離れ距離を指定することが可能です。他に、サイズ指定、部分簡略化も可能です。
簡略化後も円弧形状が保もたれています。
テクスチャが付いたデータの簡略化例 データ量約10分の1
細分割
周辺のポリゴンとの位置関係から、各ポリゴンの三角形内部のふくらみを推定し、ふくらみを考慮した細かなポリゴンに分割する機能です。
リメッシュ
後工程で利用しやすいように、正三角形に近いメッシュを再作成します。
穴の整形
*Geoを除く
抜き穴あけ
面直、X軸、Y軸、Z軸方向に指定した径の貫通穴を空けます。穴中心はピック位置となります。
*Geoを除く
投影立体
突起除去
閾値により突起を一括検出し削除します。
差異立体
形状の差異を比較し、差異を立体として出力します。差異立体の体積、表面積、サイズをCSVにて出力できます。地形の経年比較、土木工事の進捗管理などに利用可能です。
出来形ヒートマップ
計測データと基準との差異をヒートマップで表現します。
*Academicを除く
文字レリーフ
*Reverse、AcademicPlusのみ
造形配置
中央配置、Z0配置、X軸90度回転、Y軸90度回転、フィットなど、造型テーブルサイズを参照しながら、配置を行なったり、切断位置を決めることができます。
Z補正
表方向がZマイナスを向いているフェイス群を、Zプラス方向に指示量だけ移動させたりできます。
*Reverse、AcademicPlusのみ
リバース機能
計測後のメッシュデータを、1クリックでCAD面(IGES)を出力します。リバースエンジニアリングの工数を大幅に低減します。
さらに、メッシュデータの前処理を行うことで、計算時間の短縮やIGESの品質を向上することができます。
構成
計算時間の目安
ポリゴン数
10万
100万
500万
計算時間の目安 2分 15分 2時間 必要メモリ 16GB 16GB 32GB
CAD面化事例
リバース機能について詳しく https://www.biprogy-uel.co.jp/polygon/reverse/
Ver.9.0 主な機能強化点
形状作成・編集機能
(1)基本図形
新規作成時、指定した位置に形状をプレビュー表示させながら作成できるようになりました。例えば、モデル形状の台座を作成する際に、モデル形状との位置関係や台座のサイズを確認しながら作成できます。
(2)フェース削除
重複フェースの一括自動削除ならびに削除領域の座標値指定(包含BOXの頂点、Z座標値が0以下の領域など)が可能になりました。
(3)フェース切断・分割
DXF(Drawing Exchange Format)の線要素を投影した線で、フェースの切断や分割ができるようになりました。
土木地形機能の強化
ドローンなどが飛ぶ軌跡を作成し、LandXML形式に出力できるようになりました。例えば、ドローンを手動操作する際に、操作者から見えづらくなる山や建物の後ろも、事前に飛行ルートを作成しておけば、安全に測量や撮影が行えます。
(1)GPS軌跡作成・編集
ドローンなどが飛ぶ軌跡を3次元の地形形状に合わせて作成・編集できます。
(2)LandXMLの書き出し
作成したドローンの軌跡をLandXML形式に出力できるようになりました。
さらに詳しく https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_240325.pdf
- 商品詳細
-
動作環境 CPU:Core i5以上/Windows 10/11(すべて64bit)/HD空き容量:1GB以上/RAM:8GB以上
※解像度:1280×800以上、TrueColor(32bit)
※ビデオメモリ:512KB以上
※OpenGL3.3以上
※動作環境の詳細:https://www.biprogy-uel.co.jp/polygon/purchase/environment/●使用する機能により、4種類のラインナップから選択●スタンダードな機能を搭載「Editor」と同等の機能を搭載した「Academic」●GISで処理したGeoTIFFデータを3Dポリゴン(TIN)化するなど地形も出るの作成編集「Geo」●フル機能の「Editor Plus」と同等の機能を搭載「Academic Plus」●不正なSTLを修正可能●複雑な形状の医療用モデル(血管モデル・心臓モデルなど)の修正にも「厚み付け」「データのクリーニング」「浮遊シェルの削除」「スムージング」などで適応●ダウンロード製品
【インストール条件・購入条件】
●1ライセンスにつき、1台のPCにインストール可能●購入時には申込書が必要●EditorおよびEditor Plusのみアカデミック版あり(大学病院はアカデミック非適用)販売元: UEL
URL:https://www.biprogy-uel.co.jp/polygon/ - ◆トライアル版はこちら(メーカーサイト)
◆業種別活用事例はこちら(メーカーサイト)
◆ソフトウェアニュース2023年12月号特集はこちら