IBM SPSS 26
待望の統計解析ソフトIBM SPSS DVD版が発売されました。
既存の統計とスクリプト・プロシージャーの強化、クラシック・ユーザー・インターフェースへの新しいバッチ機能などが追加されました。
IBM SPSS Statisticsの基本ソフトです。基本的な分析手法を搭載し、GUIで簡単に操作できます。回帰分析や分散分析、因子分析やクラスター分析など基本的な多変量解析の手法に対応できます。
2人の評価の一致を測るカッパ係数を3人以上に応用するFleissカッパ係数(Fleiss Multiple Rater Kappa)に対応しました。
さまざまな評価者での信頼性を判断するための分析に役立ちます。
ROC分析は、分類モデルの感度と(1ー特異度)をプロットすることで、モデル予測の精度を評価する際に役立ちます。ROC曲線下面積または曲線下面積(AUC)は、予測の有用性の尺度です。より大きな面積はより有用なモデルであることを意味します。従来のROC曲線の機能に加えて、独立グループまたは対応のある被験者から得られた2つのAUCの差を分析することができるようになりました。
反復測定による分散分析やログランク検定やCox回帰(比例ハザードモデル)など生存時間分析に対応ができます。
一般化線型モデル、一般化推定方程式、混合効果モデルなどより高度な統計モデリング機能が追加されました。
ベイズ統計は、有意確率(p値)によって有意差を判断する統計的仮説検定とは異なり、事前確率(分布)から事後確率(分布)を求めます。ベイズ統計はIBM SPSS Statistics V25の新機能として導入され、数回クリックするだけで「一元配置分散分析」「1サンプルの2項分布」「1サンプルのポアソン分布」「対数線形モデル」などの実行が可能です。V26では新たに機能拡張が行われ、「一元配置反復測定分散分析」が追加されました。
一般化線型混合モデル(GENLINMIXED)の反復測定の共分散構造として、新しく「ARH1(不均質自己回帰)」「CSH(不均質複合対象)」が指定できるようになりました。また、MATRIXコマンド、MIXEDコマンドの機能拡張が行われています。
ロジスティック回帰、非線形回帰、プロビット分析など、専門的な回帰分析手法をカバーできます。傾向スコアの推定やマッチングに対応したオプション製品です。
通常の回帰分析では、xが与えられたときのyの条件付き平均値を予測しますが、分位点回帰(Quantile Regression)では、25%分位、50%分位、75%分位などの分位点を予測値として求めることができます。
例えば、50%分位を予測することは、xが与えられたときのyの条件付き中央値を予測することに相当します。したがって、分位点回帰分析は、外れ値が大きな影響を与えない特性を持ちます。
回帰分析では残差の正規性と等分散性が仮定されますが、残差の分布に何も仮定しない場合に使用することができます。
観測変数や潜在変数、誤差変数などのオブジェクトをパス図として描画することなく、コマンドを利用してモデルを指定することができるようになりました。
指定したデータファイルに存在する名前は観測変数として、存在しない名前は潜在変数としてパス図の領域に表示されます。また、DAGitty形式でのエクスポート機能が追加されました。
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