Maple 2018 大学生協版
科学・技術・工学・数学に関する統合的計算環境
2018年6月13日発売
数式計算・数値計算を行うだけでなく、実行可能な技術文書作成や計算アプリ開発により、さまざまなシーンで活用される工学解析ソフトです。本バージョンではより多くのタスクを簡単に実行するコンテキストパネルを提供し、計算可能な偏微分方程式を増加するなど多くの改善が行われています。
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- 製品特徴
計算過程の可視化
Mapleが数式を認識し、問題を解く全計算過程をコンピュータ上で表現します。 数学・物理学・工学の問題を数式によって定義し、それをコンピュータで計算可能な形に変形、また、代入等の操作を行って解き、最終的にはわかりやすく美しいグラフとしてアウトプットしたり、数値解として表すことができます。
他のツールや外部環境との連携
外部環境と連携して計算機能を強化し、さまざまなSTEM(※)計算のプラットフォームとして活用することにより、ハイブリッドな計算環境を構築することができます。
※ STEM----Science, Technology, Engineering, and Mathematics.
Mapleのプログラムコードや計算式を各種プログラミング言語に変換できるので、Maple言語を他のプログラミング環境への移植作業も簡単に行えます。
技術文書化
記号による式定義、式変形、さらに数値計算、可視化処理までをシームレスに実行することができます。数式の記述や図表の挿入のほか文書内を章や節(セクション)を用いて整理したり、標準機能であるクラウドストレージ MapleCloud を介してMapleの技術文書をユーザ間で共有することも可能です。
計算、設計アプリ開発
Mapleの計算プログラムとGUIコンポーネントを組み合わせて、Maple上に対話型の計算環境(=計算アプリ)を構築できます。ユーザは複雑な計算プログラムを組むことなくアプリを作成し、結果とパラメータの関係を目で見て直感的に理解できます(埋め込みコンポーネントを使用して簡単にアプリが作成できます)。
Maple 2018の新機能
操作の効率化(コンテキストパネル)
コンテキストパネルは、Mapleの最も強力なClickable Mathツールの一部を集めて改良し、より多くのタスクをこれまで以上に簡単に実行できます。
数式をクリックすると、Mapleは式を分析し、最も関連性の高い演算とツールのリストを表示します。
オプションには、xを解く、式をプロットする、行列式を見つける、単位を変換する、フーリエ変換を適用する、tに関して積分する、結果の数値の書式を変更する、データの平均を計算するなどがあり、これらのオプションの1つを選択するだけで、操作が実行されます。また、コンテキストパネルを使用してプロットの外観をカスタマイズしたり、テーブルのプロパティを変更したりすることもできます。 Maple構文やMapleコマンドについての知識は必要ありません。
非構造化データの理解
構造化されていないデータソースであっても、Mapleを使用して補間および可視化することができます。
Maple 2018では、Mapleの補間能力を任意の非構造化位置の点からデータを補間できる新しい機能で拡張します。この機能は、新しい補間パッケージに組み込まれています。
あらゆる次元の構造化データと非構造化データをサポートし、Kriging、逆距離加重、natural neighbor(内挿)、線形、線形三角形、立方体、最近傍、放射基底関数、スプラインなど、さまざまな補間方法を提供します。
補間オブジェクトは、他のMaple関数と同様に、標準的な計算およびプロットコマンドに引数として渡すことができます。
その他
・Mapleコードエディタの大幅な改良により、Mapleコードの記述とデバッグがより簡単になりました。
・コンテンツユーザが、コンテンツを誤って変更して「動作しない」という状況を回避するための機能改善が行われ、開発したコンテンツを安心して共有できます。
・プロシージャの暗号化により、定義を秘匿化した上で、ほかの人に使用してもらうことができます。
・Mapleが自動採点する多数の演習シートを提供できるため、手間を増やすことなく学生により多くの演習をさせることができます。
・境界条件を伴う偏微分方程式の新しいクラスに対する解を得ることが可能です。
・新しいComputational Geometryパッケージにより、多角形および点の集合に計算手法を適用します。
◆さらに詳しく.....
・Mapleについて:http://www.cybernet.co.jp/maple/product/maple/
- 商品詳細
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動作環境 《Win》Windows 7/8.1/10(32bit, 64bit)/Server 2012/2016(64bit)
《Mac》Intel PC/OS X 10.11/macOS 10.12/10.13(すべて64bit)
《Linux》Red Hat/SUSE/Ubuntu(64bit)(使用バージョンの詳細は、下記URLを参照)
[共通]CPU 1.4GHz以上/HD空き容量:4GB以上/RAM:4GB以上
※動作環境の詳細は、 http://www.cybernet.co.jp/maple/product/system/maple.htmlを参照●計算結果を手軽にLaTeX、Fortran、C言語、MATLABなどにコード変換可能●MATLAB、Excelなどへ変数やデータのやり取りが可能●計算過程の文書を記述可能●マウス操作のみでグラフ描画可能●高度な数学機能(群論、多面体集合、多種多様な関数)と機能の改良(さまざまなデータを一括管理できるワークブック、熱物性データパッケージの追加等でSTEM【Science Technology Engineering Mathematics】コンピューティングを強力にサポート)●初年度保守サービス付き(次年度以降は有償で更新可能)●保守サービス:期間内最新バージョンの無償提供、技術サポートの提供など●バージョン2018
【インストール条件・購入条件】
●ユーザ1人の使用に限り、大学(スタンドアロン版)と自宅(ホームユース版)でのインストール可能●ネットワーク版:ネットワーク上の任意のPCから購入したユーザ数を上限として同時起動できるフローティングライセンス●購入時は申請書が必要●Linux上では英語版販売元: サイバネットシステム
URL:http://www.cybernet.co.jp/ - 一般向け製品、アカデミック版、スチューデント版に機能的な違いはありません。
» 参考資料
◆評価版のお申し込みはこちら(メーカーサイト)
◆スタンドアロン(PC固定ライセンス)とネットワーク(同時起動ライセンス)の違いについてはこちら(メーカーサイト)
◆保守サービスの内容についてはこちら(メーカーサイト)
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