インテル oneAPI
CPU、GPU、FPGA、アクセラレーターを含む多様なアーキテクチャーでの開発を簡素化する統合プログラミング・モデルです。C/C++、Fortranコンパイラーを含みます。
2022年12月1日より価格変更 ▶「インテルソフトウェア開発製品価格改定のご案内」3年間サポート付きはこちら ▶インテル oneAPI 特定ユーザー(3年間サポート付き)
C/C++ コンパイラーおよび開発ツール
SYCLにより、CPUを含む複数のアクセラレーターを利用できるC++コードを開発、コンパイル、実行
■ C/C++ および SYCL コンパイラー
「インテル oneAPI DPC++/C++ コンパイラー」(icx)は、標準C++とSYCLによって記述されたコードを、インテルのCPU、GPUまたは FPGAをアクセラレーターとして利用するコードへコンパイルします。
SYCLを用いずとも、一般的なC/C++コードや OpenMPによる並列実行指示を含むコードを、インテルのCPU向けに最適化された形でコンパイルできます。
■ パフォーマンス・ライブラリー
oneAPIの仕様は、線形代数や数学関数、統計データ処理と機械学習、ニューラル・ネットワーク、動画コーデック、汎用のマルチスレッド化など、幅広い分野において基礎的であり効率のよい実装を期待するC++ライブラリー関数を定めています。
インテル oneAPIツールキットでは、それらをインテルのCPUやGPU向けに最適化して提供します。
■ 性能分析、解析ツール
プログラムの構造、コンパイル結果、実処理時間に基づいた解析と性能予測を行う「インテル Advisor」、詳細なCPU使用率やメモリー帯域幅などハードウェアの利用状況を分析できる「インテルVTuneプロファイラー」、SYCLを用いたコード向けの拡張デバッガーといったツールを活用することで、現状の問題を明らかにし、効率よく高速化を行うことができます。
■ CUDA C++ からの移行ツール
CUDAによるNVIDIA GPU向けのコードがある場合、それらは「インテルDPC++互換性ツール」を用いて少ない労力でSYCLによるコードへ変換できます。SYCLコードは「インテル oneAPI DPC++/C++コンパイラー」(icx)によってインテルのCPUやGPU向けに利用できるほか、Codeplayが提供するプラグインを介してNVIDIA GPUやAMD GPUで実行することもできるようになります。
インテル Fortran コンパイラー
標準ベースの Fortran コードを開発、コンパイル、実行し、ラップトップからスパコンまで、インテルのアーキテクチャーを活用
FORTRAN77、固定形式のソースコードから、現行の言語標準Fortran 2018の先進的な機能まで、さまざまなFortranコードに対応したコンパイラーが、現行のWindowsおよびLinux OS向けに提供されています。例えば、新しい制約付きループ構文DO CONCURRENTを使うことで、コンパイラーのオプションに基づいてCPU向けに並列化され、可能であればインテルのGPUも利用できます。プログラム構造に対して明示的な並列実行を指示するためにOpenMPを用いることもできます。
また既存のシステム向けのコードは、長きにわたりインテルのCPU向け最適化に実績のある「インテル (Visual) Fortranコンパイラー・クラシック」(ifort)でそのままコンパイルすることも可能です。基本線形代数、離散フーリエ変換、乱数列生成などの最適化済みサブルーチンを提供する「インテル oneAPIマス・カーネル・ライブラリー」(インテル oneMKL)が付属します。
■ クラスターツール
分散並列処理を実現するための「インテル MPIライブラリー」とその並行動作追跡ツール「インテル Trace Analyzer & Collector」が標準で付属しています。
1台のワークステーション向けからスーパーコンピューターの活用まで、同じツールを用いて開発に取り組むことができます。
(※技術サポートのご利用には、マルチノード製品が必要です)
- EX10F64 ベース・ツールキット/特定ユーザーサポート
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¥ 86,900 本体価格 ¥ 79,000
※ 使用許諾/EULA に定められている条件の範囲で製品を使用し、特定の 1 名の開発者によるサポートの利用が許可されます。
- EX10F63 ベース & HPC ツールキット(シングルノード)/特定ユーザーサポート
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¥ 187,000 本体価格 ¥ 170,000
※ 使用許諾/EULA に定められている条件の範囲で製品を使用し、特定の 1 名の開発者によるサポートの利用が許可されます。
- EX10F62 ベース & HPC ツールキット(マルチノード)/特定ユーザーサポート
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¥ 375,100 本体価格 ¥ 341,000
※ 使用許諾/EULA に定められている条件の範囲で製品を使用し、特定の 1 名の開発者によるサポートの利用が許可されます。
- EX10FLW インテル Fortran コンパイラー向けサポートサービス(1年間)
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¥ 112,200 本体価格 ¥ 102,000
※ インテル oneAPI ベース & HPC ツールキット(シングルノード)」製品で提供されるサポートの範囲をインテル Fortran コンパイラーの利用のみに限定するサービスです。
価格は予告なく変更される場合があります。
インストール条件については、各ソフトウェアの利用許諾書を必ずご覧ください。
マークが付いている商品のご注文はWEBからは出来ません。詳しくはこちらをご覧ください。
- 製品特徴
インテル oneAPI とは?
現代のワークロードの多様性から、単一のアーキテクチャーではすべてのワークロードに対応するのは困難になっており、アーキテクチャーも多様化しています。必要とするパフォーマンスを達成するには、CPU、GPU、AI、およびその他のアクセラレーターに配置されたスカラー、ベクトル、行列、および空間 (SVMS) アーキテクチャーの組み合わせが求められています。
インテル oneAPI製品は、アプリケーションとソリューションをSVMSアーキテクチャーに展開する開発ツールを提供することでプログラミングを簡素化し、効率と革新を促進します。
ベース・ツールキットは、ダイレクト・プログラミングとAPIプログラミングをサポートし、インテルプロセッサーおよび互換プロセッサー、第 9 世代および第 11 世代インテルプロセッサー・グラフィックス、インテル Iris Xe MAXグラフィックス、インテル Arria 10 FPGAおよびインテル Stratix 10 SX FPGAを含む多様なハードウェアにわたって、ネイティブコードを完全にサポートする統一された言語とライブラリーを提供します。ダイレクト・プログラミング・モデルとAPIベースのプログラミング・モデルに対応しており、開発とパフォーマンス・チューニングを支援する解析およびデバッグツールも備えています。
インテル oneAPIの機能一覧
ベース・ツールキット データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリ
1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA)にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。ベース & HPC ツールキット ベース・ツールキット + C/C++、Fortran コンパイラー & MPI 開発ツール
C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。ベース & IoT ツールキット ベース・ツールキット + IoT 開発ツール
さまざまな IoT 開発ツールにより、スマートなコネクテッド・デバイスを構成する優れた IoT アプリケーションの開発を支援します。ベース & レンダリング・ツールキット ベース・ツールキット + レンダリング・ツール
さまざまなレンダリング・ツールにより、優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションの開発を支援します。インテル oneAPIベース & HPCツールキット、およびインテル oneAPIベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
● シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
● マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。スイート製品に同梱される製品と機能一覧
※1 W: Windows*(Visual Studio*)、L: Linux*(GNU*)、 M: macOS*(XCode*)
※1 対応動作環境の詳細は各製品のリリースノートを参照してください。
※1 macOS* については、一部製品のみにて対応しています。
※2 インテル oneAPIベース & HPCツールキット、およびインテル oneAPIベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
● シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
● マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。
- 商品詳細
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動作環境 https://www.xlsoft.com/jp/products/intel/oneapi/index.html?tab=3#contents を参照
●日本語環境で使用可能●AIアクセラレーション向けインテル ディープラーニング ・ブースト(インテル DL ブースト)を含むインテル アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512(インテル AVX-512)対応の第 3 世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーを最大限に活用●ダイレクト・プログラミングを実現するインテル oneAPI DPC++/C++ コンパイラーにより、インテルの CPU、GPU、FPGA のパフォーマンスを最大限に引き出して、高速化された計算を活用●C++17 と SYCL* の完全なサポートやOpenMP* 5.0 のサブセットのサポートにより、一般的なラムダ式や可変テンプレートに対応し、移植性を向上●初年度サポートサービス付き(2年目以降は「SSR:サポートサービス更新」を購入することで更新可能)●サポートサービスには、期間内無償アップグレードと日本語による技術サポートを含む●ライセンスの範囲内で恒久的に使用可能●ダウンロード製品
【インストール条件・購入条件】
●1ライセンスにつき、使用許諾/EULA に定められている条件の範囲で製品を使用し、特定の 1 名の開発者によるサポートの利用を許可(必要なライセンス数は、製品利用についてサポートが必要なチームに所属する開発者数によって決定)●アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなくマルチノードを利用●ライセンスの詳細については、下段「関連記事・情報」の『◆ライセンスについて』を参照●ご注文の際は、専用サイトにて必要事項を入力後に生成されるPDFを添えて生協店舗に発注販売元: エクセルソフト
URL:https://www.xlsoft.com/jp/index.html - ◆ツールキットの詳細一覧(メーカーサイト)
◆インテル ソフトウェア開発製品 : 新旧製品名一覧(メーカーサイト)
◆ライセンスについて(メーカーサイト)
◆評価版の申込みはこちら(メーカーサイト)
◆End User License Agreement(EULA)英語-はこちら(メーカーサイト)
◆2021年10月時点のインテル社使用許諾書 / EULA の日本語参考訳はこちら(メーカーサイト)
◆年間サポートサービスの内容詳細はこちら(メーカーサイト)
◆3年間サポート付きはこちら「インテル oneAPI 特定ユーザー(3年間サポート付き)」